札幌一極集中と北海道の人口動態(2025)

北海道全体では人口減少が加速する一方、札幌市への人口集中が今後さらに進行すると予測されています。
特に札幌市中央区では2050年まで人口増加が見込まれており、道内他地域からの転入が続いています。
また、札幌は道内全体の人口の約40%以上を占める都市へと成長し、北海道における人口・経済・都市機能の中核となっています。

このページでは、北海道の将来人口推計や札幌市のシェア率上昇、過去の人口移動データなどをもとに、
札幌一極集中の流れと不動産・都市戦略への影響についてまとめています。

北海道全体の人口が減少するなか、札幌市への人口集中が一層進んでいます。
現在、道内人口のおよそ4割が札幌市に居住しており、この比率は年々上昇傾向にあります。
札幌市はまさに「北海道の中核」として、道内の人口動態を牽引する存在となっています。

本州への転出者は一定数いるものの、道内各地から札幌市への流入のほうが多く、
札幌市の人口は当面、安定した水準を維持すると見込まれます。

年次札幌市人口(A)北海道人口(B)対全道シェア(A/B)
令和6年(2024年)推計1,968,7765,043,000約39.0%
令和5年(2023年)推計1,958,1995,092,000約38.5%
令和2年(2020年)1,975,0655,228,88537.8%
平成27年(2015年)1,952,3565,381,73336.3%
平成22年(2010年)1,913,5455,506,41934.8%
平成17年(2005年)1,880,8635,627,73733.4%
平成12年(2000年)1,822,3685,683,06232.1%
平成7年(1995年)1,747,6465,692,92030.7%
平成2年(1990年)1,667,5425,643,64429.5%
昭和60年(1985年)1,542,9795,679,93927.2%
昭和55年(1980年)1,410,6195,538,20625.5%
昭和50年(1975年)1,240,6135,336,20623.3%
昭和45年(1970年)1,010,1235,184,28719.5%
※令和6年と令和5年は札幌市の住民基本台帳ベースの推計人口。北海道全体人口は推定または未公表のため「推計」表記。